最終更新日:2011/08/20
管理人:文色-ayairo.net-さん
ID:2011081700234064
管理人:文色-ayairo.net-さん
ID:2011081700234064
一話完結の短編です。
>>>本編脚本より一部引用
「私たちはふるさとに帰ってきた。
中学校のグラウンドから見下ろす景色。
けど、私たちの村は、23年前、昭和の終わり。ダムの底に沈んだ。
かやぶき屋根の家も、小学校も、駄菓子屋も文房具屋も、病院も。
秋の収穫がいやになるくらい広かった、田んぼもすべて、今はきらきらひかる水面の下にある。
私たちが過ごした場所。
最後に残ったこの高台にある中学校も、廃校から二十余年。
取り壊しが決まった。
中学校の対岸。ちょうど反対側に、彼は眠っている。
何も知らずに、ふるさとがダムの底に沈んでいったなんて夢にも思わずに……」
>>>
文色のサイト内で、
『さよなら、明日。』という作品も公開しています。
ほぼ同一内容で登場人物が男性の脚本だったものを、
女性出演用に書き直した作品です。
どうぞそちらもお楽しみください。
>>>本編脚本より一部引用
「私たちはふるさとに帰ってきた。
中学校のグラウンドから見下ろす景色。
けど、私たちの村は、23年前、昭和の終わり。ダムの底に沈んだ。
かやぶき屋根の家も、小学校も、駄菓子屋も文房具屋も、病院も。
秋の収穫がいやになるくらい広かった、田んぼもすべて、今はきらきらひかる水面の下にある。
私たちが過ごした場所。
最後に残ったこの高台にある中学校も、廃校から二十余年。
取り壊しが決まった。
中学校の対岸。ちょうど反対側に、彼は眠っている。
何も知らずに、ふるさとがダムの底に沈んでいったなんて夢にも思わずに……」
>>>
文色のサイト内で、
『さよなら、明日。』という作品も公開しています。
ほぼ同一内容で登場人物が男性の脚本だったものを、
女性出演用に書き直した作品です。
どうぞそちらもお楽しみください。